遺言相談について

「遺言書にはどんなことを書けばいいか」、「何から手をつければいいのか」などの遺言にかかわるご相談に、利害関係のない第三者としてお答えしています。





最後は「ありがとう」で締めくくられたこの文章は、一足先に逝った夫が、俳優の沢村貞子さんに宛てた「別れの言葉」でした。



ご自身の人生を振り返って、『これだけは家族に言い残しておきたい』ことがあると思います。最後の教訓・アドバイスは、残された家族にとって、かけがえのないものとなり、強く愛情を感じるものです。しかし、思っているだけであったり、口で言っているだけでは実現は不可能です。よく考え、準備して、書き記しておくことが大切です。それが、『遺言』です。



● わたしは、遺言をするほど財産がないから・・・

● 残された者の好きなようにしてもらえればいい。

● でも、書くとすれば、どのように書けばいいのだろう。

● 誰に相談したらいいのだろう。

● 費用はどのくらいかかるのだろう。



私共の所へご相談に来られる方のほとんどがこのようにお考えで、これまで手をつけずにおられました。

しかし、実は「好きなようにして」と遺族にまかせるより、「これがいい」と書き残してあげた方が、ずっと「遺された者のため」であり「思いやり」があると気づかれる方が多いのです。

無料相談では、あなたの場合、



● どんなことを書けばいいのか

● 他の人はどんなことを書いているのだろうか

● いくつかある遺言のうち、どの種類の遺言が適当か

● 何から手をつければいいのか

● 遺言をしないと困ることあるのか

● 費用はどのくらいかかるのか



など遺言に関連する事項を、利害関係のない第三者としてお答えしております。



無料相談は、個別に相談日時を設けて、他の方と重ならないように配慮しております。

まずは、お電話で相談日時をご予約ください。なお相談場所については、事務局またはご自宅のどちらかをお選びください。



遺言相談を受けられる方は、問い合わせフォームの「その他」の欄に、遺言相談希望と書いて送信してください。



遺言書の書き方

「どんなときに?」、「どのように?」、遺言書の書き方についてご紹介いたします。



遺言書の書き方について少しお話していきたいと思います。最初にお断りしておきたいのですが、細かいことを書いていくと、とても難しくなってしまいます。



私たちが、相続の手続のお手伝いをしていて、感じるのは、やはり、お亡くなりになった人の意思が、うまく伝わらないので、相続人は迷い、権利を主張して、トラブルになることが多いということです。



お亡くなりになった方が、どういうふうにして欲しいかということを書いておいてくれればとてもスムーズに行ったのに・・・と思ったことは1度や2度ではありません。



基本的な情報を今後少しずつご紹介いたしますので、参考にしてくださればと思います。まず、どんなときに遺言書を書いておけばいいかという代表例をご紹介します。



● 自分の遺志をきちんと伝えたいとき

● 子供がいないとき

● いくつかある遺言のうち、どの種類の遺言が適当か

● 結婚を2回以上しているとき

● 子供が先に亡くなっているとき

● 平等でない相続をさせたいとき

● 子供や妻や夫が行方不明のとき

● 相続をさせたくない人がいるとき

● 孫や兄弟姉妹に相続させたいとき

● 愛人がいるとき

● 後継者を決めておきたいとき

● お世話になった人に遺贈したいとき

● 寄付したいとき



などです。



つまり、残された家族や身内が困らないようにしておきたいと考えられる方は、遺言書は作っておいたほうがいいといえます。財産があるとかないとかは、関係ありません。自分の遺志をきちんと伝えるということが大切だと思います。遺言書には大きくわけて7つの方法があります。



遺言書の種類

難しい名前が並んでいますが、主に作られるのは、「公正証書遺言」「自筆証書遺言」「秘密証書遺言」の3つです。



公正証書遺言

公正証書遺言は、証人立会いの下で作成する遺言書のことです。公正証書遺言の内容、メリット・デメリットについてご紹介いたします。



公正証書遺言とは

公正証書遺言の方式は民法969条に書かれています。その内容を簡単に説明すると、



1. 証人が2人以上立ち会うこと

2. 遺言をする人が、その内容を公証人に口で説明する

3. 公証人がそれを書いて、遺言する人と証人に読み聞かせる

4. 遺言する人と証人が間違いないことを確認して名前を書いて印鑑を押す

5. 公証人が名前を書いて印鑑を押す



ここで、「証人」って誰のこと?とよく聞かれますが、決してお金を借りるときの保証人ではありません。

単に、その遺言の内容が間違いないことを証明できる人という意味です。

ただし、この証人にはなれる人となれない人がいます。

次のような人は証人にはなれませんので注意してください。



1. 未成年者

2. 推定相続人及びその配偶者、受遺者及びその配偶者、並びに直系血族(具体的に書きますと、遺言を書く人の、妻、夫、子供、そして子供の妻、子供の夫、遺言で何かをもらう人、もらう人の妻・夫、そして、両親や孫です。)

3. 公証人の配偶者、四親等内の親族、書記、雇人 いわゆる公証人の関係者です



以上のような人は、証人にはなれません。

もっと極端に書くと、遺言する人の関係者、身内は証人にはなりにくいということです。

では、どのような人が証人になれるのでしょう。

私どもがお手伝いするときには、たいてい相談員と、弁護士や司法書士・税理士などが証人になります。



身内ではないから簡単になることができます。それ以外でも、信頼できて何でも話せるお友達などでも可能です。

それでは、公正証書遺言のメリット・デメリットを確認します。



公正証書遺言のメリット

1. 公証人が作成し、公証役場で保管されるため安全

2. 偽造・変造の心配がない

3. 紛失しても、公証役場で謄本を取得できる

4. 書き方や、字の間違いが無い

5. 検認がいらない



以上が大きなメリットです。

その中でも一番大きなメリットは5番の検認がいらないということです。遺言書は、家庭裁判所で相続人等の立会いの上開封しなければならないことになっています。検認の申立てから手続き終了まで、およそ1ヵ月程度かかります。これは非常に大きなことです。公正証書遺言の場合、これがいらないのです。時間的にも、心理的にも非常に大きなメリットだと思います。



公正証書遺言のデメリット

1. 費用がかかる

2. 公証役場へ行く手間がかかる

3. 一般の方が証人になった場合、遺言の内容が他に漏れる危険がある



手続きの流れ

1. 誰に、何をどれだけ渡すのか、確認します

2. 証人を2人決めます

3. 必要書類を準備します



● 遺言する人の実印と印鑑証明書

● 証人になる人の印鑑と印鑑証明書

● 遺言する人と相続する人の関係のわかる戸籍謄本など

● 不動産があれば登記簿謄本、預金があれば通帳のコピーなど

※内容によって必要な書類は変わるため、公証役場や専門家に確認するほうが確実です。



4. 公証人と事前打ち合わせをします

5. 公証人が案を作成します

6. 証人と一緒に公証役場に行き、遺言書を作成します



4~6では、法律上の問題点や書き方など公証人との打ち合わせを行い、実際に遺言書を作成します。

文字で書くと難しくなってしまいますが、実際の手続はそんなに難しくありません。

ようするに、誰にどれだけ相続させたいのかが決まれば、あとは事務的な手続だけです。



よくある質問

体が不自由で、公証役場にいけないと、公正証書遺言は出来ないのでしょうか?
できます。公証人に事情を説明すれば、自宅などに来てくれます。
口がきけなかったり耳が聞こえなかったりする人は、出来ないのでしょうか?
できます。耳が不自由な方でも、読み聞かせる代わりに見てもらうことにより出来ます。(民法969条の2)
公正証書遺言の作り方を教えてください。
公正証書遺言は遺言者が公証人に依頼して作成する遺言で、遺言者が公証役場に出向いて作成する公文書です。

自筆証書遺言

自筆証書遺言は、自分で書いて作成する遺言書のことです。自筆証書遺言の内容、メリット・デメリットについてご紹介いたします。



自筆証書遺言とは

自筆証書遺言は、自分で書いて作成する遺言です。

いつでもどこでも書くことが出来ます。



また、訂正なども簡単で、秘密も守られます。

しかし、家庭裁判所での検認が必要であったり、作るときの手軽さが後日争いの可能性を高めることにもなります。



自筆証書遺言のメリット

1. 比較的簡単に作成できる

2. 費用がほとんどかからない



自筆証書遺言のデメリット

1. 全部自分で書かなければならない

2. 偽造されやすい

3. 相続人の中で不都合な人に見つかれば隠される可能性がある

4. 争いになりやすい

5. 無効になる可能性がある(書き方や内容に不備がある場合)

6. 家庭裁判所による検認※が必要


※遺言書を家庭裁判所に持ち込み、遺言書の検認・開封の手続が必要です。検認の期日には、相続人全員の出頭が必要です。



よくある質問

ワープロでも作成できるのですか?
できません。自分で書かなければなりません。
鉛筆で書いてコピーしたものは有効ですか?
基本的には複写は認められないとするのが通説です。
平成16年7月吉日などの日付は有効ですか?
判例は日付の記載を欠くものとして無効としています。
苗字を書かずに名前だけ記載したものは有効ですか?
遺言の内容から遺言者を特定できれば有効とされています。しかし特定が出来なければ無効となります。

秘密証書遺言

秘密証書遺言は、主に、遺言の内容を秘密にしておきたい場合に作成します。秘密証書遺言の内容、メリット・デメリットについてご紹介いたします。



秘密証書遺言とは

遺言の内容を秘密にしておきたい場合に作成します。

しかし、遺言があることが分からない場合は書いた内容が実行されないおそれがあります。

そこで、遺言者が作成した遺言があることを誰かに証明してもらいます。

秘密証書遺言は、自分で遺言書を書き、封筒に入れて封印し何が書かれているかを秘密にしたまま、公証人に提出します。

そこで、証人2人立会いのもと公証人に本人のものであることを認めてもらいます。

遺言書であることや日付など必要事項を公証人が封筒に記載します。



秘密証書遺言のメリット

1. 内容を秘密にしておける



秘密証書遺言のデメリット

1. 費用がかかる

2. 公証役場に行かなくてはならない

3. 手続きが複雑

4. 検認が必要

5. 紛失するおそれがある(公証役場では預かってもらえない)



よくある質問

ワープロでも作成できますか?
はい、できます。

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